【ZWIFTの楽しみ方を徹底解説】毎日ZWIFTしている筆者が教える魅力とは?

自転車
こんな方にお勧めの記事です
  • ZWIFTの魅力・楽しみ方を知りたい
  • ZWIFT始めたけど、何から始めれば良いのか?
  • ZWIFTの面白さがわからない
  • ZWIFTに課金してまですべきなの?
  • ZWIFTってローラー練習と一緒で退屈でしょ?
  • ZWIFTを始めたいけど長続きできるのか不安


ZWIFT(ズイフト)には単純なローラー練にはない魅力がたくさんあります。
ZWIFTは孤独なローラー練習と違い、世界中のチャリダーと一緒に走ることができるコミュニケーションツールだからです。


私は自転車競技部でもなく・ヒルクライムなど大会に出場しません。しかし毎日ZWIFTし、年間ローラー走行距離が1万km以上になります。


この記事ではZWIFTの楽しみ方を紹介します。
この記事を読むと、ZWIFTを始めると、運動習慣が身に付き、コミュニティに属し楽しくライドできることが分かります。
そして、孤独で黙々と淡々と時間が経過するのを待っているローラ練習から解放されます。

筆者の週間ZWIFTスケジュール
  • 月:グループライドイベント (ZWIFTしていれば、誰でも参加可能です。)
  • 火:ペーサー (ZWIFTには一定ペースで一緒に走ってくれるペーサーさんがいます。)
  • 水:レースイベント
  • 木:ペーサー
  • 金:グループライドイベント or レースイベント
  • 土:ペーサー
  • 日:グループライドイベント or ペーサー
TTT(チームタイムトライアル)の出走前の1コマ。
グループライドは同じジャージで走ります。

ZWIFTとは?

ZWIFT(ズイフト)とはインドアバーチャルサイクリングゲームです。


仮想空間上で、自分のアバターを介して、ライド・トレーニング・レースを楽しむことができます。PC・スマホにアプリをダウンロードして、ゲーム開始。
固定したバイクで実際に自転車を漕いで、漕いだパワーに応じて、アバターがバーチャル空間を走行します。

フランスを意識したひまわり畑。

ZWIFTの楽しみ方

バーチャル空間とリアルが連動

スマートトレーナーを使用すれば、バーチャル空間上の登り下りに応じて、負荷が自動的に変わります。
画面の中のアバターに自然とリンクしてきます。いつの間にか不思議とこのアバターが自分自身だと感じるようになります。

山岳区間などタイム測定区間で自己ベストを出すと紙吹雪が舞います。


自分自身が速く漕げば、アバターも速く漕ぐようになります。また、景色がカッコいいのも魅力の1つです。

山岳コースに向かってグループライド。
日本をテーマにしたコースも存在します。

  

世界中のチャリダーとコミュニケーションできる

ローラー台と基本的にやっていることは同じですが、ZWIFTならば世界中のチャリダー、ZWIFTERと繋がることができます。
(ZWIFTER:ZWIFTをしていることを通称でズイフターと呼びます。)


黙々とサイコンの時間とパワーを睨めっこ、もしくはアニメなどTVを見ながら時間が経過するのを待つローラー練とは異なります。

ZWIFT上で気軽に挨拶したり、会話ができます。
基本的には海外の人が主催するイベントが多いので、メインは英語になります。
しかし、日本人が主催するイベントもありますので、当然日本語でチャットすることができます。

練習メニューがきつすぎて、きついとコメントしたところ、もっとメニュー増やそうか?と言われた。。。


日本人主催のイベントですが、参加者は日本人だけではないので、英語と日本語が飛び交います。

日本語と英語が飛び交います。スケスケってなんの話でしょうか(笑)
レース前に挨拶を交わしたりしてます。

ZWIFT上のチームコミュニティに参加できる

日本国内にはZWIFT内のコミュニティ(チーム)が多数存在します。


私が参加しているのは Japan eSports Tempting Team(通称:JETT)という名前のグループでZWIFTイベントは毎週定期的にあります。
JETT主催イベントはZWIFTをしていれば誰でも参加できます。
(コミュニティに入らなくても参加可能です。)
イベントは月曜、金、土、日曜日にグル―プライド、水曜日にレースイベントが開催されています。

The at Home Cycling & Running Virtual Training App
Zwift is virtual training for running and cycling. Smash your goals and compete with others around the world. With structured workouts and social group rides. i...

これは月曜夜のグループライドイベントでの1コマです。
なにげなくスタート前に挨拶をすれば、返答してくれます。

やる気がでない時でも、毎週定期にグループライドがあるため、いつものメンバー・仲間が参加していると思うと、今日もライドしようと気持ちにさせてくれます。
途中でつらくなったら、コメントして励ましてもらったり、誰かがグループから遅れたら追いつけるようにメンバーが下がってきてグループまで戻してくれるのを手伝ってくれます。

「ride on」というボタンをみんなで一斉に押して、goodボタンを送りあう。

コミュニティの中には、バーチャルの世界を飛び越して、リアルの世界でつながることも多々あります。
リアルレース会場で挨拶したして、初めて会うのですがなぜか顔なじみの雰囲気、仲間感を味わうことができます。

JETTでは、ZWIFTのバーチャル世界で来ているジャージを実際にジャージメーカーに作成してもらいました。
(私は段取りなどせず、購入しただけです。コミュニティの中には、デザインしてくれる方・作成購入の窓口をしてくれる方がいらっしゃり、とてもありがたいです。)
リアルのライドでも同じ柄のジャージをきています。

ZWIFT上のチームのジャージ
リアルのジャージ

筆者は参加していませんが、ZWIFTのレースイベントでチーム対抗戦(WTRL ZWIFT Racing leagueという名前)が行われています。
コミュニティ内で参加メンバを募集し、参加している方もいらっしゃいます。

  
下記は日本のZWIFTチームの「TMR」のタムロリエさんが配信されているZWIFT Racing leagueの動画です。
こんな感じで盛り上がってます。
チームで和気あいあいとしていて、楽しそうなのが伝わります。

 

1日24時間、年末年始も関係なしに各種イベントが開催

室内でのトレーニングになりますので、ローラー練習同様に雨・雪など天候の影響、時間帯を問わずZWIFTはできます。
イベントは0時から24時まで年中無休で、レース・グループライドなどが開催されています。

ZWIFTを始めた当初、JETTのイベントに参加し始めた頃の話です。
流石に年末年始、特に元旦の日はイベントはないだろうと思っていましたが、そんなのお構いなしです。
普通に皆さん走っていました。なんならいつも以上に距離・時間が延長していました。
ZWIFTの中にはそんな人間がゴロゴロいます。

   

レースイベントでは、自分の脚力に応じてレースカテゴリを選択できるレースもあります。
脚力差が同じような人たちと対戦することで、自ずと負けたくないという気持ちにさせてくれます。
参加するには、イベントをクリックして、自分の脚力に合うカテゴリを選択するだけです。

カテゴリ別でレース中
レース中に余裕があればこんあアングルにもできます。

  

  

筆者はカテゴリが細分化されたクローズドなレースMEET-UPに参加しています。
(MEET-UP:ZWIFTでは個人的なレースやグループライドを主催することができ、それらをミートアップと呼んでいます。)
Discordという音声グループチャットを利用して、参加者がオンラインでつながり、みんなハァハァ言いながら、走っています。
より参加者が同じレベルですので、熾烈な争いを繰り広げています。


    

上記のように、ローラー練習のように一人で黙々とハムスターになるのと、ZWIFTでは大きな違いがあります。
コミュニティが存在することもあり、ZWIFTを習慣化することができます。

室内でもヒルクライムを楽しめる

ZWIFTならばすぐに山に行くことができます。

実走では、山に行くだけでも時間を要したり、山が近くにない方もいらっしゃると思いますが、ZWIFT内のコースルートには山岳コースも存在します。

Alep du ZWIFT 獲得標高1060m

出典:Zwiftinsider

開始後10分程度ですぐに本格的な山岳コースに入ることができます。
ツールドフランスの山岳コースで頻繁に登場するラルプ・デュエズを再現したコースです。
私はなるべく近づかないようにしていますが、、、ライドイベントでこのコースになるときもありますので、その際はスタート前、走行中も非常に憂鬱です。

    

Ventoux KOM 獲得標高1480m

こちらもツールドフランスにでてくるモン・ヴァントゥーを再現したコースです。
2時間近くずっと登っているので、段々と勾配に対する感覚が麻痺してきます。
勾配10%以上が続きますので、たまに8%勾配になると非常に楽になるという感覚を体感できます。

  

Alep du ZWIFTを利用して、エベレスティングに挑戦されるライダーも結構いらっしゃいます。
簡単にエベレスティングについて説明すると、「累積標高がエベレストと同じ8848mに到達するまで坂の登り下りを繰り返す行為」です。
もはや苦行です。
10時間以上を延々と登って下りてを何回も繰り返します。


実走でエベレスティングをする方も当然いらっしゃいますが、ZWIFTであれば気軽に挑戦することができます。ちなみに私は挑戦したことはありません。

    

また、スマートトレーナーを使用すれば、自動でバーチャルの負荷に実際の負荷を合わせてくれます。
スマートトレーナーの機種にもよりますが、画面上の勾配に合わせて負荷がスムーズに変化するので、実走感があります。

10%を超えると、結構脚を使います。

   

スマートトレーナーなどローラー台など機材については、こちらを参考にして頂ければと思います。

   

 

その日の気分・体調に合わせたワークアウトメニューが選べる

ZWIFTはワークアウトメニューも充実しています。
30分程度でできるもの、1時間でできるものなど多種多様です。
当然SSTもありますし、gorbyもあります。

    

ローラー練習だと、独りで黙々とメニューをこなすことになります。
しかし、ZWIFTであればチームコミュニィ内で参加者を募ってMEET-UPを作成し、みんなでワークアウトをすることができます。
(MEET-UP:ZWIFTでは個人的なレースやグループライドを主催することができ、それらをミートアップと呼んでいます。)
独りでは完遂できないけど、みんなとならということができます。
(私は自分に甘いので、ワークアウトを全然しませんが、、、。)

ワークアウト中の画面

    


ワークアウトメニュー以外にもペーサーが24時間常駐しています。

参加できそうなイベントがないタイミングでも、その日の気分に合わせて色々なパワーに合わせたペーサーがおり、一緒にライドすることができます。
レース前の20分間など隙間時間にペーサーはとても重宝します。

私のお気に入りはcocoというアバターのペーサーさん

また、インドアサイクリングですので、周りの目もなく、服装は非常に楽です。
私はインナーとサイクルパンツで走っています。
外に行くにはジャージはどれにしようかなど迷うこともありますが、室内ではそんなことは関係ありません。行く前の準備の時間がほぼありません。
起床後、すぐに自転車に乗れます。
実物を見たことはありませんが、人によっては上半身裸で走っているライダーもいるそうです。

隙間時間・朝活に活用できる

仕事、家事、子育てなど1日の時間は限られています。
インドアサイクリングなら、インナーとレーサーパンツに着替えるだけですぐに始められます。
早朝時間を活用することもできます。
ZWIFTであれば、起きて、即レース・グループライドも参加も可能です。(朝4時台からJETT主催のグループライドイベントがあります。)

筆者の場合は、子育てと仕事の関係で日中時間を作るのが難しく、ZWIFTを始める前は早朝4時から外で走ってから、会社に行くなんてこともありました。冬場は寒いし、真っ暗なのでリスクがある乗り方をしていましたが、ZWIFTを始めてからは起きて即ZWIFTを楽しんでいます。
(ZWIFTしないと気持ち悪く感じるようになっています。)

レースは本気ですので、先日は足攣りました。


ZWIFTを始めてからは外で走ることが全然なくなってしまいました。月1回でも外で走れば良いほうという感じです。

プロ選手に遭遇できる

オフシーズン時に、プロチーム主催でイベントが開催されたりします。また普通にプロ選手が野良で走っていることが多々あります。
また、定期的にプロチーム主催のトレーニングイベントが行われています。

INEOS主催のインターバルトレーニングのライドイベントに参加

先日のグループライドイベントでは、Teamskyなどに所属していたBen Swift 選手が参加されていました。

プロ選手はチームのジャージを着用しライドしています。

  

ZWIFTのデメリット

・サブスクであり、毎月1650円がかかる。(25km分の無料トライアルがあります。)

・ZWIFTを最大限に楽しむ場合、スマートトレーナー、PC・スマホ・タブレットなどを買う、初期投資・環境構築が必要です。

・はまると毎日のようにZWIFTするので、家族から指摘されることもしばしばあります。

・部屋が汗臭くなる。毎回ライド後はファブリーズにお世話になっています。

・部屋の中に自転車が常設されるため、居住スペースが減ります。

まとめ

ZWIFTはローラー練習とは別物です、世界中のライダー(ZWIFTER)とつながることができます。
ZWIFTer全員がすごく速いわけではありません。

脚力に関係なく、自転車に乗ることを実走だけに飽き足らず、バーチャルの世界においても、楽しんでいる人たちの社交場なのです。


コミュニティに参加することで最大限にZWIFTを楽しむことができるようになります。特に何かZWIFT上でコメントを発信するのではなく、「Hi」と言うだけで気軽に仲間入りできます。
筆者も特にチームコミュニティで発信しているわけではなく、見てるだけの状態です。それでもイベントに参加すれば、挨拶とアバターを通じてライドを共有できます。これが楽しくて毎日ZWIFTしています。

  

よりZWIFTを楽しむために、スマートトレーナーを使用することをおすすめします。
10万円前後で購入できるスマートトレーナーを紹介しています。

筆者が使用しているスマートトレーナーはSARIS H3です。
インプレしていますので、興味があれば読んでみてください。

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